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銀河渦巻きの初動について
以前、銀河の渦巻きの初動について、このブログで記事にしました。
どうしても、申う少し勉強がしたかったので国立天文台に質問をしましたところ、
以下の回答がありましたので皆さんで共有したく記事にしました。せっかくなので
ご参考に
---------------------以下、国立天文台の回答---------------------
国立天文台の質問担当です。
ご質問にお答えいたします。
渦巻銀河の渦は、台風の渦巻や、風呂の栓を抜いたときに流れる水のように、
物体が運動している様子が渦状に見えているのではありません。
ひとつの考え方として、渦巻銀河の渦は、「密度波」と呼ばれる、星やガスの
濃く集まった(密度の高い)部分で、それが移動していく様子が渦として見え
ている、という考え方があります。それによると、密度の高い部分は徐々に移
動しますが、その中の星やガスが一緒に移動するわけではありません。密度波
が通るとガスが圧縮され、圧縮されたガスから活発に星が生まれます。密度波
は安定して存在し続けると考えられています。
「密度波」は交通渋滞に似ています。渋滞の先頭の車は渋滞を抜けて走り去る
一方、渋滞の後ろからやってきた車は、渋滞の中にしばらくとどまります。交
通渋滞の中に、ずっと同じ車があるわけではありません。
しかし、「密度波」の考え方ではなく、別の考え方のほうが銀河の渦をよりう
まく説明できるとする研究者も多くいます。その中には、銀河の円盤に少しの
乱れが起こると、それがだんだんに大きくなって、自然に、安定した渦を形作
るのではないか、という考え方もあります。また、銀河が外側から受ける力に
よって渦ができる、とする考え方もあります。
銀河の渦がどのようにしてできて、なぜ何億年・何十億年と同じような形を保
てるのか、実はまだはっきりとはわかっていないのです。
以下に、関連する本や動画をご紹介します。よろしければご覧になってみてく
ださい。
◆「ブルーバックス 銀河物理学入門」祖父江義明 著、講談社
◆「シリーズ現代の天文学 第5巻 銀河II」
 祖父江義明、有本信雄、家正則 編、日本評論社
◆国立天文台 4D2Uプロジェクト 動画「渦巻銀河の腕の力学的進化」
http://4d2u.nao.ac.jp/t/var/download/index.php?id=SpiralarmEvolution
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 日記  6  0

コメント

No title

密度波の話は、ボクも昔(15年程前カナ・・)、本で読んだことがあります。
多分、上のブルーバックスだと思いますが・・・もしかしたら、Newtonだったかも。
未だに解明されない謎なんですね。
宇宙はほんと、不思議ですね。
でも、だからこそ、わくわくしてきます!

URL | UTO ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

渦巻銀河の渦は、単純回転ではなく、交通渋滞に似ている密度波と呼ばれていることは、国立天文台の特別公開で教わりました。
でも、その動きが何故始まったのかという、タキさんの質問への回答にはなっていませんね。

URL | ヨネヤン ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

UTOさんこんにちは
コメントありがとうございます。

ブルーバックスは読んだことはありませんが、
Newtonで読んだことがあります。
でも詳しくは知らないのです。
地球上での理屈で考えてしまいがちで、ひまひとつピンときません。
宇宙は不思議です。
理論を証明する人達も結局理論でしか証明できないのですから。
実験は難しいですよね。

URL | タキ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

ヨネヤンさんいつもお世話になります。
色々ありがとうございます。

>国立天文台の特別公開で教わりました。
国立天文台主催で講習会みたいなものが催されてるのでしょうか?
調べてみて、次回そのようなイベントがあれば是非参加したいです。
ちなみに、本日の明治大学のヒッグス粒子の講習会は行けませんでした。

URL | タキ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

講演会ではなく、系外銀河の研究員を見つけて根掘り葉掘り食いついて聞き出しました。

URL | ヨネヤン ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

そうでしたか、ヨネヤンさん、ありがとうございました。

URL | タキ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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